強制甲羅干し対決
つむぎを迎えいれてから7日目、目処辺(めどべ)です。
昨日はつむぎを強制甲羅干ししたおかげで大量のウンチをかましてくれた。
なので、今日も朝から強制甲羅干しさせます。やり方は昨日と同じでつむぎを陸場へ置き、水に戻ろうとしたら手でブロックというやり方。
昨日はこれで悪戦苦闘した末、敗北しましたが、今回は俺が勝たせてもらいます。
こんな余裕の表情してられんのも今のうちだぜ。
まず、水槽内の陸場の配置を変え、水に戻るには一方向からしか戻れないようセッティング。これで俺は一方向だけブロックすればよいという算段。
昨日の闘いで俺が成長したところをつむぎに見せてやろうと思います。
で、いざ強制甲羅干しスタートしたら、つむぎは早速水に戻ろうとするのでブロック。
次に方向を変えて、水に戻ろうとするもそこには壁。
「あれ?おかしい。昨日はここからも水に戻れたのに、なんで?なんで?」といった感じで水槽の壁に頭をグイグイと押すも、水に戻れない。ついに悟ったのか、おとなしく甲羅の中に閉じこもりました。
よし、勝った。どうだ、人間様の知恵をナメるなよ。
と、ブロックしてた手をその場から離すと、つむぎが猛ダッシュかましてきた。こいつ、一瞬の隙を狙って!?
でも、即ブロック。
残念でしたーとつむぎを見ると、強引に指と指との間に体を入れ込んでくる。アメフト選手かお前は。
しかし、想像以上に力が強い。お前、ベビーちゃうんかとツッコミたくなるくらい強い。でも、ここで負けてはいけないと、奥の手を使うことを決意。出来るならこの技だけは使いたくなかったが、仕方ない。
ブロックしてる反対の手で甲羅つかんで陸場に戻しました。
で、手を離した瞬間、また俺の手に猛タックル。お前そのガッツどっからくんねん。
でも、奥の手発動。つむぎの甲羅つかもうとしたら体ひねって斜め45度の壁走りみたいな体制でタックル続けてくる。この体制になられると、こっちは陸場が邪魔で上手く甲羅を掴めない。しかも、角度を変えて捕まえようにも、俺がレイアウトを変えたせいで、壁が邪魔して思うように水槽内に手を入れることが出来ない。
ま、まさか、つむぎの奴、最初からこれを狙っていたのか!?
結果、つむぎのタッチダウンが決まり、俺の負け。
強制甲羅干しは20分くらいしか出来なかった。
水に戻るや否や、すぐ隠れ家に入っていったつむぎ。
一つわかったのは、この闘いで成長してるのは俺だけじゃなかったということ。